2016年4月1日に起きる、ウソみたいなホントのはなし

easter-1217296_1920

 2016年4月1日から、あなたの世界が、そして私の世界が変わります。

 かんたんに言うと、この日から障害のある人のことを差別してはいけなくなるのです。「そんなこと知らない」なんて言わないでくださいよ!

 「差別なんかしたことがない」って思う人も多いかもしれないですね。

 あなたに悪気はなくても、障害のある人にとっては差別だとうけとられているかもしれません。むしろ、たいていの人は障害のある人にたいしてよかれと思ってやっていることも多いでしょう。しかし、障害のある人は、あなたがやってくれていることを迷惑だと思っているかもしれません。

 たとえば、嶋井にも障害がありますが、よく街のなかで「だいじょうぶ?」と聞かれたりします。気づかってくれるのはとてもうれしいのですけど、なんというか、「上から目線」というか、友だちでもないのにきやすく声をかけるなぁ、と思ったりします。たまに「がんばって」と声をかけられたりもします。べつに選挙に出ているわけでもないのにね。

ドアノブ

 嶋井は、大学生のころ、下宿先をさがすために不動産屋をまわりました。「障害があるからあなたにはかせません」とは言われませんでしたが、どの不動産屋も家をかしてはくれませんでした。5万円で20畳のワンルームマンションとか、メチャクチャな希望があったわけではありません。それにもかかわらず、家をかしてくれる不動産屋はなかなかありませんでした。ようやく見つかるまで、20数件の不動産屋をまわりました。あからさまには言われませんでしたが、「障害者に家はかせない」というように思われていたのではないでしょうか。そうでなければ、20件以上も不動産屋をまわる必要はないでしょう。もしも、あやまって火事を起こさないか心配ならば、聞いてくれればよかったのです。「そんなふうに聞くのは失礼じゃないのか」と思われる方もいるかもしれませんが、聞かずにかってな思いこみだけで家をかせないときめつけるほうが失礼でしょう。

 いまでこそ嶋井には障害のある友だち、ない友だちがいますが、小さいころは障害のある子どもばかりをあつめた学校に行っていました。えらい人たちが、障害のある子どもだけをあつめて、学校で障害をよくすることが、この子たちのしあわせだと考えたのですね。でも、しあわせのかたちなんて人それぞれ。障害のない同級生といっぱいあそびたかったという人も、嶋井の知り合いにはたくさんいます。

 差別をしないということは、世界のなかでいろんな生き方がいっぱいあってよい、ということです。障害があるから、障害のない人たちといっしょにいられないことこそ、差別につながっていくのです。だって、おたがいを知っていくことができないじゃないですか?

 はじめからのけものにしないで下さい。いっしょの世界にいて、いっしょに考えてください

 2016年4月1日、障害者差別解消法がはじまります

 これからあなたの世界が、そして私の世界が変わっていきます。

 いっしょに変わっていきましょう!

*「障害者差別解消法」についてもう少し知りたい方→「障害者差別解消法ってなんだろう?」 をどうぞ。

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.