ヒト減って、クマ増える  北海道—関西、行ったり来たり、何とかなるさライフ3

夜の森のなかに光が差し込み、シカのシルエットが浮かんでいる

 北海道にはニンゲンの他にかなり大型の動物たちが棲んでいます。うちの周囲でもエゾシカがうろうろ。夜、車を運転していると道路の真ん中に2〜3頭たたずんでいて急停車ということもありました。エゾシカはとにかくでかい。オスは乳牛ぐらいの大きさです。以前、仕事で北海道の子どもを広島の宮島に引率したとき、「子鹿ばっかりだね」と言われて吹き出したことがありました。「これでも大人だよ〜」って言うと、驚いていました。

草地の上に座り込む角が立派なシカ

エゾシカがデカ過ぎるんです。オーストラリアの車にカンバルーバーというのがありますが、エゾシカバーが欲しい。運転中に出てきて、まともにぶつかるとこちらがオダブツです。

  それからヒグマがいます。これは実際に見たことはありません。見たくありません。歩いているときに見たら、こちらがオダブツになりますし、車からだとその地域の役場に連絡しなければなりません。命に関わるからです。ヒグマも時々道路に出てきます。高速道路でヒグマをはねたドライバーが、気が動転して救急車を呼んだという笑い話もあるぐらいです。

草地でたたずむツキノワグマの横の姿

 ここ数年、うちの自治会は高齢化による離農が進み、街中に家を建て直して引っ越す人が増えました。空き家は解体され、更地になります。交通量はそれなりにありますが、峠の方から次々に住む人がいなくなっています。ニンゲンが減ると代わりにクマが出てきます。自宅の周囲には『クマ出没注意』の看板がまるで結界のように増加中。道路ではクマの足跡や糞が発見され、パトカーと役場の車がとんできます。ここにクマが出ましたという地図なども配布されます。自宅の敷地と言えど、夜、星を見たり、忘れ物を取りに車まで行くときは、クマが潜んで(ひそんで)いないかとちょっと心配になります。ベアベルがいるなあと思うこの頃です。

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.