アラブの世界がぐっと身近に! 一人合唱でわかるアラビア音楽の百年

アラブ建築 アルハンブラ宮殿の回廊アーチ

アラブ世界って、なんとなく取っ付きにくい感じがしますよね。私たちとつながりが少ないって言うか。もっと言うと、すぐ連想が「テロリスト」に行っちゃうし。

でも、戦前の日本人がみんな旗を振って侵略戦争を応援していたわけでもないのと同じように、アラブにもいろいろな人がいて、笑ったり泣いたりしているんだとは思うんです。でも、そういう面に触れることがなかなかできない。

一人で歌ってみた!アラブの名曲

今日ご紹介するのは、「アラブ音楽の進化」っていう YouTube のビデオなんですが、まあ、これを見てアラブが分かるわけじゃないんだとは思います。でも、面白いんで、見てください!

アラ・ワルディさんという人が一人でいくつもの役をこなして、過去1世紀のアラブ音楽の代表的な曲を次々と歌って紹介してくれます。最大でいっぺんに十人出てきますが、全部一人ですよ、一人!

これが本家だ!アラビア数字

ところで、みなさん、私たちがふだん使っている 1、2、3 みたいな数字は「アラビア数字」と呼ばれるけど、実はアラビア語の世界では、この数字は使わないっていうこと、知っていました? アラブで使われている数字と私たちが「アラビア数字」と呼んでいるものの対照表を作ると、こんな感じです:

上段:アラビア数字0〜9 下段:アラビア語での対応する数字

ビデオでは、一番左下に、その曲が流行った時代が表示されています。上の表で解読してみてください。なるほど、時代とともに傾向が変わっていきますね。

もしかすると、ビデオの最初に出てくる歌、聞いたことがある人がいるかもしれません。日本では、おおたか静流さんが歌っていました。この曲です。

本場、シリアの人が歌うと、わりとモダンで、こんな感じになります。

どんどんアラブの世界が身近になりますね!(かな?)

編集長からひとこと:おおたか静流さんの曲でアラブの弦楽器(ウード)を弾いているハムザ・エル・ディンというエジプト生まれの作曲家にしてウードの名手は1960年代に米国のジョーン・バエズやボブ・ディランなんかに影響を与えました。もともとはエジプトのカイロで国営鉄道のエンジニアだったというひと。突然、ミュージシャンとなって、世界を駆け巡ったという面白い人物です。

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