巨大な岩山が連なる荒れた大地に豆粒のような人間2人

 SFに、科学の進歩に対する「恐れ」がなければ単なる絵空事になってしまう、と言ったのは黒澤明だ。その観点から、黒澤はA・タルコフスキーの『惑星ソラリス』を「怖い映画だ」とほめたのだった。『ソラリス』は未来を、ディストピア(ユートピアの反対、人間が人間らしく生きられない暗黒の世界)のように描いているわけではない。だが、観る者にふるさと地球への郷愁を呼び起こさせながら、「人間」自身のこともまだわかっていない人間が「宇宙」へ飛び出してどうするというのか、と問いかける。人間のごうまんを叱るような、哲学的な映画である。

 

 2012年のSF映画『プロメテウス』は、そんな哲学的な難しい話でなく、ドキドキハラハラしながら楽しめるエンターテイメント。でも、実はこの作品にも、「人間」をめぐるけっこう深い問いが隠されている。
 この映画は、『エイリアン』の監督リドリー・スコットが、『エイリアン』の前日譚、または背景にある物語として企画したもの。別の監督で『2』『3』…と作られていった地球人VSエイリアンの続編シリーズとは趣旨が違う。エイリアンも登場するけれど、それよりもそれを作った宇宙人たちに焦点を合わせているのだ。

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空港の空き地 遠くに飛行機

 さて、現在私は無職です。大学を卒業して仕事をしていない期間は3年ぐらい。今、その記録を更新しようとしています。流行に疎い私ですが、ついに「介護離職」という時代の先端に追いつきました。北海道の我が家に1週間、関西の実家に3週間滞在しています。80歳を超えた両親は父は健在ですが、母は認知症です。思い起こせば70歳半ばを超えたころから、何だか様子がおかしかったのですが、自分の忙しさにかまけてほったらかしでした。80歳を超えて、いよいよ父とふたりだけの生活が怪しくなってきました。認知症にはいくつかの種類がありますが、母はどうやら「前頭側頭型認知症」(通称:ピック)のようです。症状としては、多動、入浴拒否、異常な食欲(特に甘いもの)、同じ会話や行動を繰り返す、などでしょうか。アルツハイマー型とは違い、末期でなければ家族の顔を忘れたりすることはありません。

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雪で覆われた地面のうえに樅の木と家

 ここは北海道の北部、「道北」と呼ばれるところ。私は町村合併基準スレスレの人口8000人弱の小さな町に住んでいます。町の中でも北の峠に近い中山間地区。北海道に来たことがない人だと、見渡す限りジャガイモ、ニンジン、かぼちゃ、とうきび、玉ねぎなどの野菜畑〜!ついでにお花畑〜!というイメージですか?いやいや違うんですね。案外田んぼが多いのです。かくいう我が家も田んぼに囲まれていて、雪景色と白樺さえなければ北海道というより、子ども時代を過ごした本州の田舎に酷似。初夏にカエルが鳴いたりなんかして、懐かしい田園風景が広がっています。

樅の木と月
 
 2000年に昭和40年代築の古い住居と宅地を買い取り、自分たちでコツコツ改装、補修を重ねながら、事実婚のパートナー(これからツレと書きます)、私、犬1匹、猫4匹と住んでいます。古民家やログハウスではありませんよ。ここのところも「北海道」というと勝手に妄想が広がる皆さんがいて困るところですね。

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濃紺の空の下に湖

夢=職業?

春はあけぼの、ごきげんよう。ウェトリヌッテです。

なんとなくテレビをみていたらレポーターがこれから大学生になるらしいひとたちに「夢はありますか?」「夢は何ですか?」ときいていました。
「〜になりたいです!」とハキハキこたえるひともいれば、「わからないのでこれから考えます」というひともいたりと、まぁ、よくある光景だなぁという感じではありました。

年度をあらたにして、世のエラそうなオトナたちがワカモノに向けて、「夢をもて!」なんてありがたくもないお説教をたれながす場面も多い季節かもしれませんね。

えっ?既にうんざりしてる?

だよねぇ。。。

ごめんなさいね。でも、もうちょっと夢の話を続けさせてくださいな。

私自身はひとから「夢は何?」ときかれるような年ごろも過ぎ去りつつあるのですが、しかし、そういう質問をされてもいつも困ってしまっていたことはおぼえています。
というのも、「夢は何?」ときかれるとき、それはいつも自分が何になりたいか、具体的にはつきたい職業をきかれているだけだと思ったからです。
いざ就職したら、もうきかれなくなるか、きかれるとしてもどんなふうに出世したいかとか、より<夢のない>質問に変わっていくだけ、みたいな。

街を行き交う人びとの残像

願い事とか、目標とか夢っぽいもの

そして私はマジで働きたくないのです。
一生、働かずに楽して暮らしていきたいです。生活も苦しいのでとりあえずイヤイヤ仕事はしていますけど、年末ジャンボで一等あたったらその翌日にはやめます。

じゃあ、宝クジを当てるのが夢かといえば、んー、ちがいますね。それが夢ならせめて宝クジを買ってるはずですが、ぜーんぜん買ってませんもん。。。

大金持ちの恋人ができて楽をさせてもらえたら嬉しいなとかも思うけど、本気でそういうひとに出会おうとしてるわけでもないし、やっぱこれも夢とはなんかちがう。。。

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日本庭園をバックに赤の日傘

関東から関西に移住してきたわたしはあっという間に舌が京風におかされてしまった。今では関東の味があまり好きじゃない。というか京都レベルじゃないと和食と思えない。京都といえば「懐石料理」というイメージがあるけれど、そんなものを日々食べているひとはまずいないわけで、ふだんの食卓に上がるものからニセ京都人のわたしが独断で選んだ京都の味5選。

5 とうふとお揚げさん

とうふは世界中に広がっていてどこのも味わいがあるのだけれども、のどごしのよさ、きめ細かさ、大豆の味の洗練のされかたは京都がピカイチだと思う。有名な老舗(しにせ)から街角の豆腐屋さんまで水準は高い。ちなみに「辛子どうふ」というものがあるんだけれど、あれにはビックリ。京都だけなんやろか?これは想像してみてください。

あんかけ豆腐

とうふがうまいということは揚げもうまいということになる。炊きものに入れるのもいいけれど、うちでは揚げをそのまま焼いて(トースターをつかう)、醤油をかけるというシンプルなものが定番だ。このとき、醤油はいいものを。味がストレートに出て、極上のおかずになる。

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陸上コースの上にストップウォッチ

とりあえず今まで、身近で戦争も内戦もなかったおかげだと思うが、私は生きてくることができた。しかし、すべてがすべてよかったわけではない。もし若いころの自分が今の自分を見たら、絶望的になるかもしれないし、今の自分の目から見て、過去の自分を強く批判したいところも多々ある。そんなことばかり考えていたら、毎日は苦痛になるだろうが、幸い、私も(おそらくだれもが)毎日を生きるのに精一杯だ。そんな中で、時を超えて自分と対話することができた人のことを紹介しよう。

Later That Same Life というドキュメンタリー映画の話だ。YouTubeに企画の段階でのサンプルが載ってるので、リンクを貼っておく。

“Later That Same Life” Sizzle Reel

1977年っていう、古代のような時代に、18歳だった米国の男の子が録画していた、将来の自分へのインタビュービデオをもとにした映画だ。題名の “later that same life” というのは、「同じ日の、あとの時間に」を “later that same day” と言ったりするので、それをもじったものだ。

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三日月

アポロと僕たちのロケット

僕が小学生高学年だった頃、友達の一人が模型店でロケットを買った。
うらやましかった。
結構な値段なので、お金のない子は買えない
直径約2センチ、長さは20センチくらいの小さなものだが、 ケロシンを燃料にほんとに空を飛ぶらしい。もう一人友達を誘い三人で近くの長良川の河原で打ち上げ実験をすることになった。

この年1969年7月にアポロ11号が月面に着陸した。
人類初の月面着陸に日本中、いや世界中が興奮していたと思う。
人が初めて月に降り立つところを見ようと、みんながTVの前にかじりついていた。小学校でもアポロブームは凄まじかった。
そんな興奮状態の中、僕たちはついにロケットを手に入れた。
僕のモノではないけれど・・・・、しつこい!
とにかく飛ばしたい、空へ向けて、宇宙へ向けて飛ばしたいと、放課後、河原に走った。
ロケットはロケット花火とは違う。全然違う。ボンジョビと盆提灯ぐらい違う。だから打ち上げ準備は緊張した。無人ロケットとはいえ僕たちは打ち上げクルーなのだ。

宇宙に向かうロケット(ソユーズ号)

手順を確認し分担を決める。燃料のケロシンをタンクに充填する役、ロケットに点火する役、近くに人がいないか確認する役。たった3人なのでこれだけなのだが、とにかく初めての打ち上げだ。各人がしっかりと役割を果たさなければ成功すらおぼつかない「ミッション」なのだ。
広い河原には僕たち3人だけ。安全性は確保されているな、と勝手に決め込み、秒読みが始まった。
アポロの影響でカウントは英語だ。
テン、ナイン・・・・スリー、ツー、ワン、ゼロ!
導火線への着火・・・成功。

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握りこぶしの後ろにうつむく少女

前回、生理用品を「不謹慎」とか「ぜいたく」とか言うかもしれないひとたちのために生理について書いたのですが、実際に筆者の目にもひどい発言が入ってきました。

ツイートの画面

こちらです。ひどいですね。

「アホのきわみ」と無視してもいいんですけど、ちょっと内容を見ていきましょう。

・あるある話法「昔は……」
説教のときに使われることが多い話法です。まず、いつの時代のことかをハッキリさせましょう。明治?鎌倉?平安? 時代によってまったく違うというのに、なぜか「昔」の一語ですませるやり方です。

・「生きるか死ぬかの非常時とは昔の不便不自由な時代に戻るということ」

すごいです。断言です。ものすごく理解に苦しむ箇所です。非常時であれ、現代を生きてるわけですから、携帯がつながれば携帯で情報をやりとりするわけだし、トラックを使っての物資輸送もしているわけですよね。いつの時代を「昔」というかわからないですが、わざわざ不便不自由な状態でいていいわけじゃないですね。

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羽をつけた裸の女性たち

にわかには信じがたいことですが、災害で避難しているひとたちへの救援物資に生理用ナプキンが含まれていることを「不謹慎」だとか「贅沢品」だとか言った男性がいるということで(東日本大震災のときのことか?)、万が一にもそんなおたんこなすな発言がでないように最低限のことを伝えたくなりました。→そんなひとが存在してました。「「生理用品はぜいたく品だ」と書いているひとがいた!どんな考えなのか検証してみる」

まずは一言。「不謹慎」ってなんですか?
超カン違いしてませんか? 育児や介護のオムツにはそんなこと言わないでしょ?
意味わかんない。
その発想が脱力するほど無知です。

で、生理をちゃんとわかってもらいまひょ。

生理のキホンのキ

およそ10歳~50歳くらい(個人差はかなりあります)の女性のからだは、卵巣(らんそう)で毎月たまごを作っていて、それは完成すると子宮の中に送り届けられます。このたまごを卵子といいます。卵子が卵巣の中で作られているころ、子宮の内側の壁(子宮内膜)も分厚くなっていきます。それは、妊娠のための準備です。完成した卵子と、男性の精子が合体→子宮内に定着すると、「妊娠」ってことになるわけですが、その時に、受精卵が定着しやすいように子宮内膜は普段の1ミリくらいから15ミリくらいまで分厚くなっています。この膜は「赤ちゃんのベッド」とも言われてます。

でも、ちょうど卵子が完成し、精子と出会わなければ、卵子は死んでしまい、分厚くしておいた子宮内膜も「今回は要らなかったね」ってことで、剥がれて、血といっしょにからだの外に押し出されます。それが生理です。これが大体、4週間に1回のペースでやってきます。
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車いすとそれを押すひと

2016年4月14日の夜、熊本で起きた地震ですが、その後も震度6強の余震が頻発、遅れて本震がやってくるなど、非常に危険な状態が続いています。また、阿蘇山の噴火活動との関連も懸念されるところです。避難されている方は、非常に不安な毎日をお過ごしのことだと思います。

私自身の体験から

かくいう私自身も、21年前に起きた阪神・淡路大震災で被災しました。当時私は、激震地区と言われていた神戸市東灘区に一人で住んでいました。私は、車イスは使っていませんでしたが、肢体に障害があり、歩行が困難です。

目の前に避難所となっている小学校がありました。そこに行くと、たまたま近所に住んでいた精神障害者の知り合いと出会いました。彼は、「こんなところで障害者は避難できないよ」と私に言いました。避難所である小学校の体育館やトイレには段差があり、たしかに使いづらいものであるとわかりました。また彼は、体育館の雑然とした様子に、こころが休まらないようでした。

同じ避難所では、校庭で配給が行われていたものの、その伝達は声によるものでした。耳が聞こえないと思われる避難者を目撃したのですが、どうやらその人には情報が伝わっておらず、配給を待つ行列に並ぶのが遅れたのです。その結果、その人の直前でその回の配給が打ち切られてしまいました。

さらに、知的障害のある知り合いは、軽い認知症のあった母親と一緒に近くの小学校へ避難したのですが、同じ避難所にいた人から、「家が完全につぶれていないなら、避難所から出ていって、自宅に帰りなさい」ということばを浴びせられました。

これとまったく同じようなことが、5年前の東日本大震災でも繰り返されてしまったのです。障害者にとっては、やっとの思いで避難所に着いたと思いきや、こうした心ないことばをなげかけられたり、あるいは、そこに障害者が避難しているということが忘れさられるのです。

あなたのまわりにこんな方がいたら

避難所には、いろいろな人がいます。そのなかには、普段から生きづらい人たちがいます。地震などが起これば、その人たちはさらに生きづらくなるわけです。もちろん、地震は誰の身にもふりかかってきますが、とくに高齢者、子ども、妊婦を含む女性、それに障害のある人にとっては、震災における被害があからさまなかたちで出てくるのです。

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黒に発光体2つ

これはアリ?ナシ?

唐突ですが、質問です。みなさんにとって、「アリ/ナシ」の境目ってなんですか?「これなら全然OK」と思うときと「いやー、これはNGでしょ…」と感じるとき、どんな違いがありますか?

食べ物については、意見が分かれやすいかもしれないですね。以前、いつになく本格的な感じの寿司屋に行ってみたときのこと。世にいう「回らない」寿司屋です。そのお店では、握ってもらった寿司はお皿に乗せずに、直接カウンターのうえにおいて、箸を使わずに手で食べる形式でした。普段、あまりこういうお店に来たことがなかったので、食べ物を直接カウンターに置くことに、はじめはちょっとぎょっとしました。僕はすぐになれたので、「これはナシ!」とまでは思わなかったけれど、もしかすると、何か食べるときには、お皿と箸がないとどうしても抵抗があるというひともいるかもしれません。あるいは、その反対に、「箸使うとか絶対ナシ!邪道!」というひともきっといると思います。

寿司 アジ

または、着るものについての感覚とかも。僕は大学の寮に住んでいるんですが、寮の冬の風物詩のひとつは、「どてら」です。寒くなってくると、暖かくて着心地も楽な「どてら」を羽織ってそのあたりをうろうろしている寮生が現れだします。僕もどてら愛用者で、どてらはコタツと並んで冬の必須アイテムです。そんなどてらについて、ある友人の寮生がふとこんな疑問をつぶやきました。「どてらを着て外出するのは、どこまでOKなのか?」
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ソファのある室内

テレビ窓とは何か

家にこもって編み物をするのがメインの生活をしています。
ソファーに座ったままで部屋の窓を眺めると、見えるものは趣味のベランダ園芸でわさわさと育てている草花だけで、外の景色はあんまり見えません。
なので外と繋がっている窓的なものはテレビだけです。
外に出かけることも他者と交流することもそんなに好きではないのにテレビに映る外や人は好きで、編み物もテレビを見ながらできてしまうので、テレビを見ている時間がすごいことになっています。
引きこもりの部屋から見えるテレビの景色を旅の思い出を話すように伝えてみたいなあと思います。

本の上にリモコン

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草地の上に白い雲と青空

 ごきげんよう。
私は虫と掃除、洗濯が大の苦手だ。今日は私のように虫が苦手で掃除や洗濯をサボっていると必然的に人生のどこかの段階で海パンで社会生活を営み、そしてひとを信じる力がうまれる、というその理由を語ろうと思う。

穏やかな日常

私の場合、それは今から10年ほど前の夏だった。その年の春から九州の田舎(実家)から京都に出てきてひとり暮らしを始めた私の部屋はまるでゴミと汚れた衣類が宴会開いたようなデカダンス。台所もめちゃくちゃなもので、冷蔵庫をひらくと新たな生命の誕生かと見紛う(みまがう)かつて「食べ物」だった何かが転がってる…
大の虫嫌いを宣言しておきながら、そんな暮らしをしていたら当然のごとく罰が当たる。

モノでごちゃごちゃになった机の上

襲来、そして家出

それはいつもそっと、唐突にやってくる。一瞬、見えたようで捉えきれない。そして次の瞬間…

「ぅええっ!!何か動いたぁあ!」

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後ろ姿の女性2人

うーん・・・こまった、こまった。 
どうも、こまったさんです。 
今日も困っています。 

わたしは自分がなんで困っているのか 
よくわかりません。 
でもずっと困っています。 

今日みんなが「レズっぽい」ってわたしに言いました。 

「レズビアン」っていう言葉についてはよく知らないけど 
あんまりよくない意味あいで使われていることはわかりました。 
女の子が女の子を好きになることを「レズビアン」って言うらしいです。 
よくわからないけどあんまりいい気持ちじゃありませんでした。 

多くのみんなや先生が言うことは 
ときどきわたしをドキドキさせます。 
いつも多数決をして、わたしの意見は聞いてもらえません。 
どうしたらいいのかわからなくなります。 
ゾクゾクして、学校に行くのがイヤになります。 
だからたまに学校を休みます。 

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人が公共料金を支払うとき

深夜3時を過ぎるとさすがに客足も少なくなってくる。ランが商品の整理をしているそのとなりで、「もし真理というものがあるとしたら」と、僕はわざともったいぶった調子で言ってみた。
「そのひとつは、人は水道代や電気代を支払うとき、必ず口を閉じ、無言のまま決済をするということだ。」

ぼく・古履ニコと、友人の住市ランは、どこにでもあるようなコンビニエンスストアの、どこにでもいるような深夜のアルバイトだ。たまにお客のいないヒマな時間があくと、どうでもいい会話を交わす。ランと話すのはおもしろい。こちらの思いもよらないとっぴな答えが返ってくることがあるからだ。ランはうつむいたままの姿勢でこう言った。

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