帽子をかぶった青い髪の女性?が金髪の後ろ姿のひととキスをしいているような画像

 私は幼少期、自分の「性別」というものを意識したことがなかった。お風呂は母とも父ともおばあちゃんとも入っていたし、トイレはただ一つだけ。弟と妹が男の子と女の子だというのは分かっていたけど、何故か自分の性別は先送りだった。
 

 それが覆されたのは、厳格なカソリックの幼稚園に入れられて。私の制服はグレーのミニスカートと白いブラウス、白いタイツ、黒いエナメルシューズ。そしてトイレは男女別の女の子用。それが人生初めての晴天の霹靂(へきれき)事件。なんで全ての人は女/男に分かれていて、それを何の疑問もなくすんなり受け入れられるのか。女/男以外の人はいないの?
 

 小学校でも児童は女の子グループ、男の子グループに分かれている。私は基本的にはどこにも属さず、毎日その日の気分で。今から思うと、周りから見たらさぞかしけったいな子どもだっただろう。
 

 そんな時、確か小学校中学年くらいに少女漫画でインターセックスを描いたものと出逢う。その当事者は中高生くらいでそれまで自分が属していた性別と違う発達が起こって、別の性別を選んで生きて行くという話。だから、私は自分がインターセックスだと信じていた。初潮は高校生になっても来ない。やっぱりそうだという確信が高まる。でも、高校1年の最後に流血(苦笑)。ガラガラとファンタジーが崩れ、「女」という逃れようのない烙印(らくいん)を押されたように感じた。
 
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ソファのある室内

テレビ窓とは何か

家にこもって編み物をするのがメインの生活をしています。
ソファーに座ったままで部屋の窓を眺めると、見えるものは趣味のベランダ園芸でわさわさと育てている草花だけで、外の景色はあんまり見えません。
なので外と繋がっている窓的なものはテレビだけです。
外に出かけることも他者と交流することもそんなに好きではないのにテレビに映る外や人は好きで、編み物もテレビを見ながらできてしまうので、テレビを見ている時間がすごいことになっています。
引きこもりの部屋から見えるテレビの景色を旅の思い出を話すように伝えてみたいなあと思います。

本の上にリモコン

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